沼田まほかるのベストセラー・ミステリー待望の映画化
共感度0%、不快度100%
でもこれは、まぎれもない愛の物語
嫌な女・十和子、下劣な男・陣治、ゲスな男・水島、クズすぎる男・黒崎。
“共感度0%”の最低の登場人物しか出てこないのに、ページをめくる手が止まらないと話題を呼び、20万部を超えるベストセラーとなっている人気ミステリー小説が、ついに映画化された。
十和子への過剰な愛ゆえに陣治は黒崎を殺したのか。異常な献身と束縛の先には、水島に手をかけ、十和子を追いつめる不吉な未来が待っているのか、それとも――。
肌にまとわりつくような不穏で不快な空気を漂わせながらも、物語はあまりにも美しい“究極の愛”へとアクロバティックに着地していく。
誰も裁くことができない予想を超えたラストを見届けたとき、観る者の胸に驚きと感動が広がる、まぎれもない愛の物語が誕生した。
あの人は、なぜ消えてしまったのか―
15歳年上の男・陣治と暮らしながらも、8年前に別れた男・黒崎のことが忘れられずにいる女・十和子。不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。
ある日、十和子が出会ったのは、どこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島。
彼との情事に溺れる十和子は、刑事から黒崎が行方不明だと告げられる。
どれほど罵倒されても「十和子のためだったら何でもできる」と言い続ける陣治が執拗に自分を付け回していることを知った彼女は、黒崎の失踪に陣治が関わっていると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめる――。
2017年/ 日本/ 123分/ R15+
監督:白石和彌
出演:蒼井優/阿部サダヲ/松坂桃李/村川絵梨/赤堀雅秋 他
配給: クロックワークス
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 1/6(土)~1/26(金) |
1/6(土)~1/12(金) | ①12:15 ②18:45 |
1/13(土)~1/19(金) | ①15:15 ②20:25 |
1/20(土)~1/26(金) | ①17:05 |
[margin_5t](C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会