『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』【2/25~】

2016/12/21

 ヘレン・ミレン × コリン・ファース × ギャビン・フッド
アカデミー賞スタッフ&キャスト最新作

現代の戦争 × 衝撃の実態

『クイーン』『黄金のアデーレ』――強い女主人公を演じ、高い評価を受けてきたアカデミー賞Ⓡ女優ヘレン・ミレン。最新主演作『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』では、直情型なイギリス軍司令官キャサリン・パウエル大佐を演じる。監督には、アカデミー賞Ⓡ受賞監督で、大ヒット作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のギャヴィン・フッド。さらに『キングスマン』のアカデミー賞Ⓡ俳優コリン・ファース、『セッション』のデヴィッド・ランカスターがプロデューサーを務め、緊迫感溢れる世界を作り上げる。ドローン偵察機が映し出す戦場を、遠く離れた“安全な”会議室のモニターで見ながら、戦争をする―――そんな、現代の戦争の闇を巧みに描き、何が正義かを突きつけ同時にモラルも問う。世界的にセンセーショナルとなった『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』など戦争の実態をテーマにした作品に続く、新たな軍事サスペンスが誕生した。21世紀の戦争は、IT戦の時代へ突入した――。今、世界中で起こっている戦争は、遠く離れた会議室で行われている。ドローンが映し出す戦場は、“安全な”場所にいる全員のパソコンへ即座に送られる。立場の違う人々が干渉しながら戦争をするのだ。物語で標的となるテロリスト以外に、一人の少女が巻き込まれ犠牲となろうとしている。誰がその決断を下すのか?ボタンを押す権限を持っているのか?軍人か、政治家か、法律家か。この正義は正しいのか――、自分は判断したくない――、直面するジレンマは人間的で、その問題も遠く離れた場所で議論される。4大陸をまたいで、ほぼリアルタイムで展開する本作は、現代の戦争におけるモラルの曖昧さを炙り出す。

【ストーリー】

イギリス、ロンドン。軍の諜報機関の将校キャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、国防相のフランク・ベンソン中将(アーロン・ポール)と協力して、アメリカ軍の最新鋭のドローン偵察機を使い、英米合同テロリスト捕獲作戦を指揮している。

上空6000メートルを飛んでいる空の目であるリーパー無人航空機が、ケニア・ナイロビの隠れ家に潜んでいるアル・シャバブの凶悪なテロリストたちをつきとめる。その映像が、イギリス、アメリカ、ケニアの司令官たちがいる会議室のスクリーンに映しだされるが、彼らが大規模な自爆テロを決行しようとしていることが発覚し、任務は殺害作戦へとエスカレートする。

アメリカ、ネバダ州。米軍基地では、新人のドローン・パイロットのスティーブ・ワッツ(アーロン・ポール)が、パウエル大佐からの指令を受け、強力なヘルファイアミサイルの発射準備に入る。だが、破壊準備に入ったその時、殺傷圏内にパン売りの幼い少女がいることがわかる。

予期せぬ民間人の巻き添え被害の可能性が生じたため、軍人や政治家たちの間で議論が勃発し、少女の命の行方がたらい回しにされる。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト殺害を優先しようとするが――。

 

424e5eac394388fa2015年/ イギリス /102分/
原題:Eye in the Sky
監督:ギャビン・フッド
出演:ヘレン・ミレン/アーロン・ポール/アラン・リックマン/バーカッド・アブディ/ジェレミー・ノーサム 他
配給:ファントム・フィルム

上映場所 ソレイユ2(地下)
上映期間 2/25(土)~3/10(金)
2/25(土)~3/3(金) ①15:40
3/4(土)~3/10(金) ①11:00 ②18:10

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