『ブルーに生まれついて』【2/4~】

2016/12/20

痛いほどの音楽と、愛 

ウエストコーストJAZZシーンを駆け抜けた伝説的トランぺッターの愛と孤独

1950年代のウエストコースト・ジャズシーンを代表するトランペッターにしてシンガーのチェット・ベイカー。黒人アーティストが主流のモダン・ジャズ界において、あのマイルス・デイビィスをも凌ぐ人気を誇ると言われ一世を風靡。甘いマスクとソフトな声で多くのファンを魅了したが、麻薬に身を滅ぼし過酷な日々を送っていた…。本作は一人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある一人の女性との出会いによって再生する姿を描いたラブストーリーである。

主演のイーサン・ホークは6か月に及ぶトランペットの集中トレーニングを受け、歌も披露。『6才の僕が、大人になるまで。』にて2度目のアカデミー賞助演男優賞候補にノミネートされるなど今、最も俳優としてノリに乗っており、本作で再び主演男優賞にノミネートされると批評家が絶賛するほどの迫力の演技を見せた。チェットを題材にした映画には、写真家ブルース・ウェ—バーによるドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』(89)が有名であるが、25年を経てまたひとつ新たな伝説となる映画が誕生した。劇中にはイーサン・ホークが歌う『マイ・ファニー・バレンタイン』をはじめ、『レッツ・ゲット・ロスと』『虹の彼方に』『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』など数々の名曲が登場し、しっとりと本編を彩っている。

ストーリー

黒人ミュージシャンが主流だった50年代のモダンジャズ界で、甘いマスクとソフトな歌声で女性を魅了し、一世を風靡したチェット・ベイカーだったが、やがて麻薬に溺れ、どん底の日々を送ることとなる。しかし、1人の女性との出会いにより、ベイカーは再生の道へと踏み出していく。

fe52bda28d5e66f02015年/ アメリカ・カナダ・イギリス合作 /97分/R15+
原題:Born to Be Blue
監督:ロバート・バドロー
出演:イーサン・ホーク/カルメン・イジョゴ/カラム・キース・レニー 他
配給:ポニーキャニオン    

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 2/4(土)~2/17(金)
2/4(土)~2/10(金) ①12:30 ②19:05
2/11(土)~2/17(金) ①10:10 ②14:20
2/18(土)~2/24(金) ①12:40

[margin_5t](C)2015 BTB Blue Productions Ltd / BTBB Productions SPV Limited. ALL RIGHTS RESERVED.

© 2024 ソレイユ