『おかえり、ブルゴーニュへ』【12/21~】

2018/11/07

フランス・ブルゴーニュのワイナリーを舞台に、
人生の熟度を味わう珠玉のヒューマンドラマ

『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(13)からなる〝青春三部作″の完結から4年。都会を舞台に、ごくありふれた人々とその日常を活き活きと軽妙に、そしてあたたかなまなざしで映し出してきた現代フランスを代表する人気監督セドリック・クラピッシュ。本作では自身のキャリア12作目にして初めて田舎を舞台に自然撮影に挑み、四季折々の美しいブドウ畑を映し出した。
フランス・ブルゴーニュを舞台に、ワイン醸造家だった父親の死をきっかけに10年ぶりに再会する三兄妹の悲喜こもごもが描かれる。長男は離婚問題を抱え、長女は醸造家としての働き方に悩み、末っ子は義父問題にゆれている。いろんなことはあるけれど、季節と共に移ろいながら、ワインのように熟成を重ねる――そんな彼らの姿は、いつのまにかわたしやあなたが紡ぐ日々とオーバーラップすることだろう。
都会の喧騒を離れ、くすぐったいような幼い頃の思い出と家族の絆で包み込んでくれる本作は、ふと立ち止まり、自分の人生を見つめるきっかけを与えてくれるに違いない。

10年ぶりに戻った故郷――
そこは甘酸っぱい記憶と渋い思い出が残る場所

フランス・ブルゴーニュにあるドメーヌの長男ジャン(ピオ・マルマイ)は、10年前、世界を旅するために故郷を飛び出し、家族のもとを去った。その間、家族とは音信不通だったが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへと戻ってくる。
家業を受け継ぐ妹のジュリエット(アナ・ジラルド)と、別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミー(フランソワ・シビル)との久々の再会もつかの間、父親は亡くなってしまう。残されたブドウ畑や自宅の相続をめぐってさまざまな課題が出てくるなか、父親が亡くなってから初めてのブドウの収穫時期を迎える。 3人は自分たちなりのワインを作り出そうと協力しあうが、一方で、それぞれが互いには打ち明けられない悩みや問題を抱えていた・・・。

 

2017年/フランス /113分/PG12
監督:セドリック・クラピッシュ
原題:Ce qui nous lie
出演:ピオ・マルマイ/アナ・ジラルド/フランソワ・シビル/他
配給:キノフィルムズ

 

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 12/21(金)~1/3(木)
12/21(金)~12/27(木) ①9:10 ②16:00
12/28(金)~1/3(木) ①10:00※1/2は上映なし
②15:55

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