『愛しのアイリーン』【12/14~】

2018/10/28

ラストの瞬間まで怒涛のように押し寄せる、行間なしのエモーション。

未だに熱狂的なファンを持つ「ザ・ワールド・イズ・マイン」や、ドラマ化された「宮本から君へ」で再び脚光を浴びる、生ける伝説・新井英樹の傑作漫画が史上初めて映画化される。監督は、原作「愛しのアイリーン」を“最も影響を受けた漫画”と公言する田恵輔。『ヒメアノ~ル』で日本を震撼させた田演出の集大成がここにある。主演は稀代のカメレオン俳優・安田顕。伝説的な漫画の主人公を全身全霊を注いで怪演した。究極の個性派トリオが渾身の”愛”を込めて放つ、魂揺さぶる黙示録がここに誕生! また、共演陣にも実力派俳優が結集した。岩男の母にして強烈な愛憎でアイリーンを追い詰める姑・ツル役を名優 木野花が恐るべき迫力で演じる。深遠なるヤクザ・塩崎役には伊勢谷友介。謎めいた存在感で映画にサスペンスフルな重圧を与える。そして、本作のヒロインであるアイリーン役にはフィリピンオーディションで田監督により見出された新星ナッツ・シトイ。さらには、本作のために書き下ろされた主題歌「水面の輪舞曲ロンド」を歌唱する奇妙礼太郎が、ラストの情感を美しく、切なく包み込む。

STORY

一世一代の恋に玉砕し、家を飛び出した42歳のダメ男・宍戸岩男(安田顕)はフィリピンにいた。コツコツ貯めた300万円をはたいて嫁探しツアーに参加したのだ。30人もの現地女性と次々に面会してパニック状態の岩男は、半ば自棄になって相手を決めてしまう。それが貧しい漁村に生まれたフィリピーナ、アイリーン(ナッツ・シトイ)だった。岩男がとつぜん家を空けてから二週間。久方ぶりの帰省を果たすと、父の源造(品川徹)は亡くなり、実家はまさに葬儀の只中だった。ざわつく参列者たちの目に映ったのは異国の少女・アイリーン。これまで恋愛も知らずに生きてきた大事な一人息子が、見ず知らずのフィリピーナを嫁にもらったと聞いて激昂するツル(木野花)。ついには猟銃を持ち出し、その鈍く光る銃口がアイリーンへ……!

 

2018年/日本 /137分 /R15+
監督:吉田恵輔
出演:安田顕/ナッツ・シトイ/河井青葉/ディオンヌ・モンサント/福士誠治/他
配給:スターサンズ

 

上映場所 ソレイユ・2(地下)
上映期間 12/14(金)~12/27(木)
12/14(金)~12/20(木) ①9:40 ②16:50
12/21(金)~12/27(木) ①13:25

[margin_5t](C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)

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