『TAP THE LAST SHOW』【9/16~】

2017/07/18

 魂が鳴り響く、ラストダンス24分。

ショウビジネスの光と影、成功と挫折、
華やかなスポットライトと受け継がれる魂。
水谷豊が40年思い続けた夢が、ひとつの映画となった。

本作の最初の構想が生まれたのは、水谷が20代の頃。その後、ブロードウェイで見たショウにショックを受け、言葉や文化の壁を超えて、足音で奏でる極上のエンターテインメント=タップダンスをモチーフにした、若きダンサーたちの青春ストーリーに思いを馳せた。それから40年の時間を重ねる中、実人生を舞台に、身をもって感じ考えたエンターテインメントに対する深い想いをこめて、本当に作りたいものと向き合う決意をした。

初監督作となる本作では、主演も兼ねて、作品を牽引する。水谷が演じるのは、栄光も挫折も嘗めつくしたカリスマ舞台人・渡真二郎。トップダンサーを夢見る現代の若者たちを、時にシビアなレッスンで鍛え、時には慈しみ見守りながら、極みへと引き上げていく。男の色気を纏った、ハードボイルドな主人公だ。

水谷監督のもとには、映画の枠組みを超えた、豪華なキャスト・スタッフが集結した。渡の盟友・毛利喜一郎を演じるのは、水谷が出演したTVドラマの金字塔『傷だらけの天使』から縁のある名優・岸部一徳。毛利がオーナーを務める老舗の劇場「THE TOPS」を献身的に支えてきた女性・松原貞代を、ミュージカル女優のパイオニア的存在である前田美波里が演じるほか、北乃きい、六平直政など、TV、映画、舞台と、日本のエンターテインメント界を縦横無尽に活躍する、唯一無二の個性と実力を兼ね備えた俳優陣が顔を揃えた。

【ストーリー】

とある理由から大きな怪我を患い、一線を退いたタップダンサー・渡新二郎。天才の名をほしいままにしていた栄光の時代から10数年を経て、渡は足を引きずり、酒におぼれる毎日を送っていた。そんな渡が旧知の劇場支配人・毛利から「最後のショーを演出してほしい」という相談を持ちかけられる。最高の舞台で劇場を閉めたいという毛利の思いに、渋々依頼を引き受けた渡のもとに、さまざまな事情を抱えたダンサーたちが集い、タップへの思いを若きダンサーたちに託そうと決意する渡の止まった時間が再び動き出す。

 

2017年/ 日本 /133分/
監督:水谷豊
出演:水谷豊/北乃きい/清水夏生/西川大貴/HAMACHI 他
配給:東映

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 9/16(土)~9/29(金)
9/16(土)~9/22(金) ①10:00 ②17:15
9/23(土)~9/29(金) ①9:50 ②17:10

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