第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞!
崩壊した家族に、光は指すのか―――。
圧倒的な人間描写で “家族” を問い直す、2,016年最大の衝撃!
あの男が現れるまで、私たちは家族だった
現代日本の揺れ動く家族像を冷徹かつユーモラスに描き、恐るべき新人監督の登場に各国の映画祭が湧いた『歓待』(2011)。二階堂ふみ演じるヒロインの一夏の経験を瑞々しく綴り、ナント三大陸映画祭グランプリ他を受賞した『ほとりの朔子』(2014)。荒廃した近未来を舞台に、人間とアンドロイドの対話を通して生と死を見つめた『さようなら』(2015)。一作ごとに人間ドラマの新たな地平を切り開き、30代の若さで世界の映画シーンのその名を刻み続ける深田晃司の最新作が、カンヌ国際映画祭に初参加でいきなり公式部門にノミネートされ、受賞を果たす快挙を成し遂げた!黒沢清、是枝裕和などカンヌ常連組に仲間入りし、河瀬直美監督『萌の朱雀』(97)が脚光を浴びて以来、久々に登場した日本の新たな才能に、世界中が熱烈な期待を寄せている。
【ストーリー】
下町で小さな金属加工工場を営みながら平穏な暮らしを送っていた夫婦とその娘の前に、夫の昔の知人である前科者の男が現われる。奇妙な共同生活を送りはじめる彼らだったが、やがて男は残酷な爪痕を残して姿を消す。8年後、夫婦は皮肉な巡り合わせから男の消息をつかむ。しかし、そのことによって夫婦が互いに心の奥底に抱えてきた秘密があぶり出されていく。
2016年/日本・フランス合作 /119分/
監督:深田晃司
出演:浅野忠信/筒井真理子/古舘寛治/太賀/篠川桃音 他
配給:エレファントハウス
上映場所 | ソレイユ2(地下) |
上映期間 | 2/25(土)~3/10(金) |
2/25(土)~3/3(金) | ①11:00 ②17:45 |
3/4(土)~3/10(金) | ①13:10 |
[margin_5t](C)2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMA