『未来を花束にして』【3/4~】

思想も教養も富もない、私は一人の母親。ただ我が子のその手に、希望をつなぎたかった。
これは女性の参政権を求めて立ち上がった“名もなき花”の、真実に基づく物語。

それは未来への“希望”だった

1912年のイギリス。ロンドンでは、当時の政権に対して女性の選挙権を要求する運動が先鋭化していた。50年に及ぶ平和的な抗議が黙殺され続け、カリスマ的リーダーであるエメリン・パンクハーストが率いるWSPU女性社会政治同盟)は、言葉より行動をと過激な抗争を呼びかけていた。その一方で人を傷つけないことを方針のひとつとする穏健派も存在した。現代社会の深刻な問題となっているテロ行為とは一線を画す、理性に拠る活動だったことが知られている。階級を超えて連帯した女性たちの願いはやがて大きなムーブメントとなり社会を変えていった  。
実話に基づく本作は、そんな女性たちの勇気ある行動を描出した感動作だ。

ストーリー

1912年、ロンドン。劣悪な環境の洗濯工場で働くモードは、同じ職場の夫サニーと幼い息子ジョージの3人で暮らしている。
ある日、洗濯物を届ける途中でモードが洋品店のショーウィンドウをのぞき込んでいると、いきなりガラスに石が投げ込まれる。女性参政権運動を展開するWSPU女性社会政治同盟)の行動の現場にぶつかったのだ。それが彼女とサフラジェットとの出会いだった。

同じ頃、女性参政権運動への取り締まりが強化され、アイルランドでテロ対策に辣腕をふるったスティード警部が赴任してくる。彼は歴史上初となるカメラによる市民監視システムを導入し、無関係だったモードもターゲットの1人として認識されてしまう。

やがてモードに大きな転機が訪れる。下院の公聴会で証言をすることになったのだ。工場での待遇や身の上を語る経験を通して、初めて彼女は違う生き方を望んでいる自分を発見する。けれども法律改正の願いは届かず、デモに参加した大勢の女性が警官に殴打され、逮捕された。そんな彼女たちを励ましたのが、WSPUのカリスマ的リーダーであるエメリン・パンクハーストの演説だった  。

 

c93d59e96ff8ce072015年/ イギリス /106分/
原題:Suffragette
監督:サラ・ガブロン
出演:キャリー・マリガン/ヘレナ・ボナム・カーター/ブレンダン・グリーソン/アンヌ=マリー・ダフ/ベン・ウィショー 他
配給:ロングライド    

上映場所 ホールソレイユ(4F)
上映期間 3/4(土)~3/17(金)
3/4(土)~3/10(金) ①9:50 ②14:30
3/11(土)~3/17(金) 時間未定

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