岩井俊二監督が、長編実写の日本映画としては「花とアリス」以来12年ぶりに手がけた監督作
この世界はさ、
本当は幸せだらけなんだよ
‥‥2016年、東京の片隅で、それなりに、普通に生きていた私。しかし、その“普通”であることは、こんなにも残酷に、そしてあっさりと崩壊してしまった・・・・。
結婚相手でさえ、ネットの出会い系サイトで探すことができ、家族や友人などの人間関係さえサービスとして購入できるこの時代、物事をあんまり考えず、感情を波立たせず、というように「人並み」に生きていたひとりの女性が、いろいろな出会いと経験を通して、生まれ変わっていく、という現代版「女の一生」。
これまで、女優たちの新たな魅力をスクリーンへと昇華させてきた岩井俊二監督が、本作の主演に迎えたのは黒木華。映画に愛される未来の女優を探すというテーマで行われたオーディションで岩井俊二に見出されたのが4 年前。主役の七海は当初から彼女を主演に想定して書き起こされた。共演は綾野剛。『スワロウテイル』に強烈な影響を受けたという綾野が変幻自在な何でも屋、安室を怪演する。謎めいた七海の同居人、真白を演じるのはシンガーソングライターのCocco。その個性と存在感は圧倒的。
【ストーリー】
SNSで知り合った鉄也と結婚することになった派遣教員の皆川七海は、親族が少ないため「なんでも屋」の安室に結婚式の代理出席を依頼して式を挙げる。しかし、新婚早々に鉄也が浮気し、義母から逆に浮気の罪をかぶせられた七海は家を追い出されてしまう。そんな七海に、安室が月給100万円という好条件の住み込みのメイドの仕事を紹介する。そこで知り合った破天荒なメイド仲間の里中真白と意気投合した七海だったが、真白は体調がすぐれず日に日に痩せていく。そんなある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出す。
2016年/ 日本 /180分/
監督:岩井俊二
出演:黒木華/綾野剛/Cocco/原日出子/地曵豪
配給:東映
上映場所 | ホールソレイユ(4F) |
上映期間 | 6/11土)~7/1(金) |
6/18(土)~6/24(金) | ①9:30 |
6/25(土)~7/1(金) | ①12:10 |
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